クラシック名曲の森

名曲の森へようこそ!ここでは世界中の美しい音楽が花盛りです!
私はクラシック音楽が大好きで 世界中のあらゆる音楽を聴いてみたいと思っています
この名曲の森には木々が生い茂る暗いところもあり、また美しい花が咲き乱れる草原もあります
しばらく行くと見晴らしのよいところに出て、遥かにかすむまだ見ぬ外国をも望むことが出来ます
さあ!一緒に出かけましょう!!

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森の木陰でひと休み 森のこかげ 2  シベリウスのある部屋 演奏会の思い出

ヤフーのジオシティーズHPが閉鎖されましたのでHPを移動
させましたが、上手く行かなかったのでこれからは
seesaaブログに移行させてゆこうと思っております。
どうぞ、新しい「クラシック名曲の森」でお楽しみください!



バロックの森(2018年作成準備中)
リンク集/世界のオーケストラ 世界の主要オーケストラのホームページを
集めたリンク集です(日本のオーケストラ&ドイツのオーケストラ)

2018年からこのホームページを更新しておりますが、記事は元のままでYouTube の動画を追加しております。
動画が多くなりすぎましたら、次の項に移った時に音楽が終わらない場合、音が重なりしまいには雑音になってしまいます。その場合は一旦画像をクリックして【休止状態】で次の項に移動してください(お分かりだと思いますが、念のため。)

文字が小さくて読みづらい方はパソコンの右上にある「設定(ツール)」から拡大に入って110か125%にしていただくと読みやすいと思います。

また ほぼ9年ぶりに更新しましたので、一部画像が出ないこともあるかと思いますが、順次手直ししてまいります。今回、以前にはなかったYouTubeが利用できるようになったので、記事に関連している音楽などをアップしてゆきますが YouTube画像は先方より一方的に消える場合がありますので、その時はどうぞご了解ください。なお、YouTube は Google Chrome で開くほうが安定すると思いますのでご推奨いたします。


ようこそお越しくださいました

私は音楽の専門家ではありません。ただの音楽愛好家です。音楽が好きで好きでたまらないのです。

世の中には、多くの愛好家がいて、それぞれの人が思い思いに音楽のことをHPやブログで発表されていますね。
中には玄人はだしの立派な評論を述べているのを見かけていつも感心してしまいます。それには、特定の音楽家やその時代にこだわったり、演奏家にこだわったりして、資料としても貴重なものもたくさんあります。

そんな中で、私のこのHPは特定の音楽家や演奏家にはこだわらずに、私が「いい曲だなあ」とか「つまらなかったなあ」という程度の気楽な意見を述べただけなので、読まれる方も気楽に楽しんでください。
といっても音楽を通しての感想を正直に表していますので、「そんなことはないだろうと」思われる方もいらっしゃると思いますがそこは素人に免じてお許しください。


私はいくつかの特定の音楽も好きでよく聴きます、それはただ「知らない道」を探して歩くようなものなのです。例えばベートーベンの英雄交響曲が好きでよく聴くのですが、カラヤンではこう演奏しているけどアバドではどうかな?チェリビダッケはどんな解釈をしているんだろうか?・・・・などといろんなレコード・CDを聴き比べていった結果数百枚を越す数になっただけなのです。

また、こんな曲が弾けたらなあ、吹けたらなあと思い、音楽クラブに入ったり、教室に通ったりで、いろんな楽器にも興味が出てきました。
今まで、少しでもかじった楽器は、オーボエをはじめとして、ヴァイオリン、フルート、リコーダー、クラリネットと増えてゆくばかりです。またやってみてあきらめた楽器もギター、ピアノ、トランペットと何種類かあります。

このように気が多く中途半端なのですが、音楽を鑑賞するには楽器に携わったことでより深く理解できるようになりました。楽譜を通して音楽を聴くとテーマだけでなく内声部の動きが分かり楽しみが何倍にもなりました。

さて、このHPで取り上げた記事は自分にとっての気持ちのいいテンポや、なるほどと思われる解釈など、心に留まった演奏だけをを自分勝手な基準で選んでいます。

例えて言うならば、同じ物を食べても、ある人は塩辛く感じたりしてまずいのに、自分は美味しく感じるのと同じです。またその反対もありますね。
万人が認めるいいものは、平均的に素晴らしいか、ずば抜けていい物しかありません。
「蓼(たで)食う虫も好き好き」というように、どんなまずいものでもそれが美味しいと感じる者は必ずいると言います。

音楽の嗜好も同じようなもので自分だけのお気に入りを探す醍醐味がありますね。

このHPが、もしあなたの琴線に触れる音楽に出会える助けになれば、これほどうれしいことはありません。

物心ついたときから音楽が好きでした

母と一緒にハーモニカやたて笛で童謡を勘だけで吹いていました。
中学の学芸会で縦笛のクラス代表になり、舞台でバッハの「ロンド」とビゼー「アルルの女」のファランドールを演奏したときの感激が忘れられません。
学生時代は音楽クラブでオーボエを演奏しました。(その頃はバッハのOB協奏曲が好きだったからです。)

その後ずっと今まで、クラシック音楽を聴き続けてもう数十年になります。
いくら聴いても飽きることがなく、最近は有名ではない作曲家にも興味が出て、ますます深みにはまってゆきそうです。

これからこのHPで音楽に関することなど、思いついたことなど少しづつ書き綴っていきたいと思っております。
かなり主観的な偏向に満ちたものですがどうかそこはご容赦ください。    <ページトップへ>

学生時代はよかった・・・

同じ趣味のものが集まって、音楽を演奏したり語り合うことが出来たから・・・。
でも社会に出たら、めったにクラシックファンに出会わなくてもっぱら一人でCDを聴いたり音楽雑誌を読んで楽しんでいるだけです。

バッハが好き、ベートーベンが好き。なんてことを言えば、もうその日から「ネクラ」のレッテルを貼られ、仕事を終えての飲み会などにも誘ってもらえなくなります。(誘ってもらえないのは他の原因かな・・・・?)
「クラシックね、あの、ダダダ・ダ〜ンでしょ?」そして決まって「あんな長ったらしい音楽のどこがいいの?」と聞かれるのがおちです。だから、会社では一切クラシックの話題は避けて、好きな音楽は「演歌です」と心にもない話ばかりをしています。

私に限って言えば、社会に出て同僚と一度もクラシックのことを語ったことはなかったです。本当に長い長い忍耐の日々でした・・・・・。(涙がひとしずく落ちました。)

こんな思いをしている人は他にもきっといると思います。なぜ、クラシックファンは「ネクラ」に見られるのでしょうか?原因は演奏会にあるようです 

しかめっ面をして物音ひとつ立てず、ただひたすらに1時間ほどの交響曲を聴く姿から「ネクラ」に連想されるのでしょう。そりゃ、クラシックでも気分が乗れば、手拍子足拍子で体をゆすって楽しく鑑賞したいです。でも終わるまでおとなしくしていなければなりません。ちょっとでも騒ぐと、すぐに会場から追い出されます。これはマナーの問題だから仕方ないですね。

いつか、ビートルズのような型破りな天才が現れたら、クラシックも変わるかもしれません。
その兆候として、サイモン・ラトルやチョン・ミュンフンなどが面白いことをやりそうな気配がしますがいかがでしょうか?とにかく古色蒼然とした骨董品の音楽に新しい風を吹き込んでもらいたいものです。

最近の朗報として、東芝EMIから出たCD6枚組の「クラシック100」というのがベスト・セラーを記録していますね。6枚で3000円と中古CDより安い値段設定がいいのでしょうか・・・・・・?

まあ、理由はともかく一人でも多くの人が、クラシック音楽の魅力に気づいてくれればこんな嬉しいことはありません。他のレーベルも東芝EMIに見習ってどんどん、安くていいCDを出してください。
おおいに期待しています!        <ページトップへ>

忘れられないレコード/ウェーバー作曲「舞踏への勧誘

小学校の頃は行進曲が好きで、学校の放送室にあったレコードを放課後こっそり聞いたりしました。タイケ作曲の旧友、スーザの曲、軍艦マーチなどもありました。学級委員のとき下校時間を知らせたり、校内放送をする機会が多くあったので、放送当番の時はこれらのレコードを聴くのが楽しみだったのです。

その後はクラシック行進曲にも興味が出て、勇壮なアイーダ、ウイリアム・テル、軽騎兵のマーチなどレコードがすり減るくらい聴いたものです。

でもそのころは音楽よりも野球や模型つくり、虫取りなどの遊びの方が忙しくて、楽器などやってみようとも思いませんでした。毎日、日が暮れるまで、時間をわすれて外で遊びまわりいつも母に叱られていました。

でもこんな幸せなことは長く続きませんでした、父が突然病死したからです。過労が原因でしょうか?働き盛りの40歳を目前に1ヶ月の入院ののち帰らぬ人となってしまいました。小学校6年生の私を筆頭に3年生の妹、1年生の弟がいました。

それからは生活は一変しました。 母が働きに出たからです。朝から夜遅くまで働いて私たち子供を育ててくれました。私は大きかったのでまだよかったのですが、親の愛情が一番ほしかっただろう妹、弟は本当に可愛そうでした。特に弟は、夜になると母親が恋しくなり、しくしく泣くのでつくづく困り果てました。

今でも母はよく言いますが、あの頃家に帰ると3人全員が大泣きしていたと・・・・。なだめている私も途方にくれて泣いていたそうです。

今でも覚えていますが、父が亡くなって落ち込んでいた私を慰める為でしょうか叔父が私の好きな曲を買ってやるというので、あれこれ悩んだ末ウェーバーの「舞踏への勧誘」を買ってもらいました。聴いた事がなかったのですが、題名が気に入ったのです。レコード・プレーヤーに針をおとすや否やこの世とも思われない美しい音楽が流れてきました。

悲しみでいっぱいだったわが家に明るい光が差し込んできたような気がしたものです。まだ見ぬ、いにしえのヨーロッパ社交界の舞踏会の様子を描いた優雅なワルツに心のそこから酔いしれました。

この頃聴いていた曲は全て今でも好きでそれらを聴くたび子供時代の思い出が胸いっぱいに広がります。
写真のレコードは傷だらけで雑音ばかりですが優しい叔父の思いが詰っているようで捨てられず大事にしまってあります。演奏はハインリッヒ・ホルライザー指揮バンベルク交響楽団です。                                        <ページトップへ>
*この記事を書いた10年後(2015年)に叔父は病気のため亡くなりました。生前は父のない我々兄弟を虫取り、遊園地、食事会などに頻繁に連れて行ってくれました。またクラシックにも興味があり叔父と一緒にいろんなレコードを楽しんだのも想い出に残っています。           


ここではピアノ(原曲)版でお聴きください ピアノはウゴルスキーです


心に残る歌声〜カッチーニのアヴェ・マリア

アヴェ・マリアと聞いたら皆様は誰の曲を思い出されますか?シューベルト、バッハ=グノーのアヴェ・マリアを思い浮かべるのが普通でしょうね。私も去年まではそうでした。ところが今ではカッチーニのアヴェ・マリアという曲に夢中になっています。

なぜこのカッチーニという聞いたこともない作曲家を知ったかというと、FM放送でリクエスト特集をやっていましたが、仕事で聞くことが出来なかったので、留守録をしておいた2時間のテープの中に偶然に録音されていた1曲でした。

思いがけなく聞いたこの曲が、瞬く間に心を捉えてしまったのです。ソプラノで歌われるその歌声は此の世のものと思えないような清らかなメロディで聴き終えてからもしばらくは耳のそばから離れませんでした。

演奏はソプラノ、イネッサ・ガランテのラトヴィア国立交響楽団でした。これ以後このカッチーニという作曲家に興味を持って調べたところ下記のようなことが分かりました。

ジュリオ・カッチーニ・(1546年〜1618年)16世紀後半にフレンツェで組織された芸術サークル、カメラータの中心人物。彼はテノール歌手でハープ奏者でもあったという事です。イタリア最初期のオペラ作曲家として活躍し新しいスタイルの「歌曲」を開拓しました。それは独唱によって歌詞の情緒や情感の表現が重視された音楽を作ったのです。歌の伴奏をリュートから通奏低音にしたのもカッチーニの業績とされています。

ざっとこんな経歴ですが、16世紀の音楽が21世紀の現代にも立派に通用しこれほどの感動を与えてくれることに衝撃を受けました。5分足らずの曲の中で歌われるのはただ一言「アヴェ・マリア」という言葉だけです。この聖なる名前がまるで光さす天空から静かに舞い降りてくるように歌われ、しばらく地上を漂ったかと思うとまた天高く飛び去ってゆくような、夢のようなひと時でした。

私はクリスチャンではありませんが、このアヴェ・マリアに託した「祈り」は宗教を超越した感情を表しているのでは・・・。と思わずにはいられません。
世界各地の信仰にあらわれる「女性的なるもの」「母なるもの」への憧れと親しみと畏敬が入り混じった感情は共通のもので「アヴェ・マリア」とは広く、大きく、普遍的な「祈り」を表しているのではないでしょうか。

ラジオで初めて聴いて以来、他にも聴いて見たいと思い何種類かの「アヴェ・マリア」を探して聴いてみました。スミ・ジョー、鈴木慶江、スラヴァ(カウンター・テナー)、キース・ギャレットのCDを購入して聴きました。さまざまな編曲で演奏されていましたがその歌の本質は全く変わっておらず、その全てが気に入っています。このように色んな演奏が出ているということはこの曲は相当人気があるのでしょうね。まだあるのなら全ての演奏を聴いてみたい衝動に駆られています。

この曲を聴くと、気分が落ち着き、今まで生きてきた心の中の永年の「灰汁(あく)」がすっと洗い流されるような気がします。不安、金銭欲、嫉妬、などのあらゆる不純なものが体の中から洗い流されてゆき聴き終えた後には清清しい物だけが残ります。

今まで何千と名曲を聴いてきましたが、これほど単純でこれほど胸を打つ音楽に接したことはありませんでした。「何を大袈裟な」とお思いでしょうが、そういう方は一度お聴きになって見てください。そうすればきっとお分かりになるでしょう。      <ページトップへ>

この画像は2018年に新たに更新したさい、Youtube で見れるようになりましたので、アップしました。歌はニュージーランド出身のヘイリーと日本のカウンターテナー、岡本知高氏との共演です。

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ラヴェルのボレロ〜コマーシャル音楽の定番
これほど単調で、これほど興奮させる曲を知りません。
全曲14〜5分の中で旋律が2つしかないし、初めから終わりまで絶えず小太鼓でボレロのリズムを繰り返すだけです。唯一の特徴といえばこの旋律をいろんな楽器が入れ替わり立ち代り演奏してゆくといった楽器紹介のような曲です。

最後のコーダで唯一転調はするけどそれ以外は、全曲ハ長調のまま全く変化しません。ラヴェルはよくもこんな曲を作ろうと思ったものですね。少ない材料で最良のものを創り上げる。これこそ名人技と言える証明でしょうか。

最弱音から始まり、徐々に盛り上がり最強音で終わる。言ってしまえばただそれだけの曲なのですが、これほど人間の心理をついた興奮させる曲を知りません。そのせいか、テレビの番組やコマーシャルではよく耳にしますね。最初聴いたときなど、この単調な曲をどう締めくくるのか、とても興味深かったのですが、まるで巨大
な彫像が崩れ落ちるかのような壮大なコーダに驚き、また感心してしまいました。
                 

この曲をはじめて聴いたのは中学校でのお昼の食事の時間でした。何日も何日も教室のスピーカーから単純なメロディが流れてきました。
小太鼓のボレロのリズムと美しいメロディに何時しかうっとりと聴き惚れ、私の「塩しゃけと卵焼き」がメインの弁当も美味しいフランス料理に変わるほどフランス情緒に浸らせてくれたものです。

有名オーケストラのソリストたちの腕の見せ所が多いこの曲は、やはり本場フランスの輝かしい演奏がいいですね。ちょっと録音は古いけどクリュイタンスのパリ音楽院管弦楽団、ミュンシュのパリ管弦楽団はお薦めです。デジタル録音ではデュトワ指揮モントリオール交響楽団の輝かしい優雅な音の演奏がぴか一です。
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*ラヴェル:ボレロ/シルヴィ・ギエム&東京バレエ団 2016年1月 1日


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